労働経済学ｂ　第10回

１．アメリカ型経営のもたらすもの

(1) 全米経営者連盟95年調査「リストラを行った企業でリストラの翌年に営業利益を増やした企業は半分以下だし、より長い期間でみると利益を増やした企業はもっと少ない。また、リストラ後の最初の一年間に生産性が上がったとした企業は三分の一に過ぎない。」

(2)コダック社の経験

２．イタリア経済はなぜ強いのか

マルコはどこへ行ったのか〜100年前のイタリアはアルゼンチンよりまずしい欧州の最貧国だった

�@イタリアと日本は似ている

政府債務のＧＤＰ比率の国際比較

�A中国製品と競合しないイタリアの製品

紳士服、マセラティ、フェラーリ

イタリアの産業組織

　　中小企業ばかりだが、世界の一流ブランドが無数に存在する。

　　　化粧品、香水、家具、工芸品、アパレル、バッグ、靴

�Bイタリアのものづくり

・ プロジェティスタと分業体制

・ 一番の違いは検査工程

・ ＡＲＴＳとは何か（ピカソ、ダビンチ、フェラーリ）

・ ＩＴとイタリア

�C感性はいかに磨かれるのか

　　・ネクタイを選ぶのに最低15分

　　・わくわくドキドキが作る創造性

　　・表方の厳しいリストラ

�Dイタリア人は働かないのか

　　・売れ残ったピエロ

　　・１年を11で割る

・密度の高い労働

・思い切った分権化