労働経済学 第2回
(図表はすべて清家篤「労働経済」東洋経済新報社より
1.日本の労働力率の特徴
@若年と高年齢で低い
A男性の方が高い
B男性の壮年層の労働力率は100%近い
C女性の30代の労働力率が低下する
2.所得・余暇平面
効用=f(所得、余暇)
Bさんには月20万円の非勤労所得がある。月250時間働くと40万円の収入が得られる雇用機会がある。
3.無差別曲線とは何か
Wbより右上の斜線部分はWbよりも効用が高い。左下の網掛け部分は効用が低い。
同じ効用水準を結んだものが、無差別曲線。
無差別曲線の特徴
@原点に対して凸
A無差別曲線は交わらない
4.就業選択
無差別曲線は個人によって異なる。このため、同じ賃金が提示されても、就業を選択する人と選択しない人がでる。このことから、労働力供給曲線が導出される。